★★『シャガール展 色彩の詩人-終生、抱き続けた故郷ヴィテブスクへの想い-』~5/25 静岡県立美術館(静岡県)
http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/exhibition/kikaku/2008/01.php
国立ユダヤ劇場の壁画を観れる希少な展覧会。
縦3メートル×横8メートルの
『ユダヤ劇場への誘い』はリズムやユーモアを感じる。
水彩で色が淡く優しい。
その向かいに展示された4点
『音楽』『舞踏』『演劇』『文学』も
ほんとそれぞれ動きや音とか喜びとか感じられて、
この国立ユダヤ劇場の壁画だけでも充分満足してしまったのだが
それ以外にも作品たくさん展示されていました。
『死せる魂』の人間模様も面白いし、リトグラフの鮮やかな色彩の作品とかも良かった。
あと巨大なタペストリーも迫力あり。
そして、もう一つのお目当ては
伊藤若冲の《樹花鳥獣図屏風》!!
http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/exhibition/shuzou/2008/02.php
4/29~5/11(日)だけの特別公開!
http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/exhibition/shuzou/2008/jakuchu_gw.php
枡目描き(縦横約1cm間隔の線を引き、画面全体に方眼を作りそこに色をつけていく)
この作品が江戸中期に描かれていたなんて、斬新すぎる。今見ても新鮮。
点描を描いたスーラとかは1700年代の日本にこんな絵を描く人が居たなんて
やっぱり知らなかったかな?
若冲は1年間鶏を観察しつづけ、やっと1年後に描き始めてかなりリアルに描いた人だけど
この
《樹花鳥獣図屏風》にはそのリアルさはなく、簡略化されている。
屏風なので斜めから観るとまた遠近感が異なって観えてきて面白い。
《鳥獣花木図屏風》プライムコレクションも以前観てるけどやはりどちらもすごい。
http://www.kyuhaku.jp/exhibition/nurie.html
この静岡県立美術館には
ロダン館があり、ロダンの作品もとても広い空間にのびのび展示。
今日はデッサン会で数人がロダンの作品をデッサンしてました。
私は絵を描けないけど、描く人の気分で
ちょっと影や光とか色の濃淡を意識して観たりしてみました。
いつもと違う視点になれたので面白かった。